自身のステップアップのため受講し、派遣社員の営業から正社員のエンジニアに転身成功!
派遣社員としてコールセンターで保険の営業をしていた青木さん。自身のステップアップの ため正社員の将来への不安からエンジニアになることを決意し、Yahoo!テックアカデミーを 受講いただきました。その後、外部企業へエンジニア派遣を行う SES(System Engineering Service)の企業に採用され、現在システムエンジニアとして働いています。転職活動や入社 後エンジニアとして働いた感想について伺いました。
- 20代
- 転職/就職
- リモートワーク
- Webアプリ開発
- 受講理由:派遣社員の営業として働いていたが、手に職をつけたいという思いや、エンジニアの需要の高さを感じ受講を決意。
- 転職活動について:6 社に応募し、2 社から内定をもらう。SES のエンジニアとして勤務することが決定。
- 入社後の仕事内容:入社 1 カ月目ではシステムエンジニアとしてシステムの運用、保守という形でソースコードなどの解析をしている。
青木 友哉さん(27) 大学を退学後、数年間スーパーマーケットでアルバイトをしながら就職活動を開始。その後派遣会社に登録し、コールセンターで保険会社の営業を担当。1日で250件ほどの荷電を行い、コミュニケーション力や忍耐力を培う。手に職をつけたいという思いがあったこと、元々Web制作やプログラミングに興味があり勉強していたこと、世の中のエンジニアの需要の高さについて感じるようになり、エンジニア転職を決意。Yahoo!テックアカデミーを受講し、現在はSESのエンジニアとして働く。
※尚、記事の内容はインタビュー当時の情報です。
手に職をつけ、正社員になりたいと考えるようになった
ーーこれまでのご経歴について教えてください。高校を卒業して4年制の大学に入学したのですが、大学1年生の時に中退し、数年スーパーマーケットでアルバイトをしていました。アルバイトを続けながら正社員として企業に入社するため就職活動を行いましたが、就職先が見つからず将来に対してかなり焦りがあったんです。「このままではいけない」と感じるようになり、まず社会人経験を積むために派遣会社に登録し、コールセンターで業務を行っていました。
ーーコールセンターではどのようなお仕事をされていたのですか。保険会社のアウトバウンド業務で、毎日個人のお客様に営業の電話をかけていました。1日あたり250件ほど通話していましたね。約半年勤めたのですが、かなりコミュニケーション能力や忍耐力が鍛えられました。
ーーYahoo!テックアカデミーを受講された理由について教えてください。コールセンターの業務や働き方自体に不満はなかったのですが、給料の面で大きな昇給が見込めなかったことから、このままで働き続けることに対して漠然とした不安を抱えていました。また、手に職をつけて、正社員になれたらと考えていた時に、世の中のエンジニアが不足しているということを知りました。さらに内閣府が公表しているエンジニア不足に関するデータや、転職サイトのエンジニアの求人票を見て、将来性や収入のベースアップが見込めそうな職種としてエンジニアになりたいと考えるようになりました。
はい。元々Webサイト制作やプログラミング自体に興味があり、独学したことがあります。大学を中退しアルバイトを始めた頃、無料の学習サービスや動画を見て、サイト制作に必要なHTML、CSS、プログラミング言語のPythonを学びました。
プログラムを書いて実際に何かが変わったり動いたりするような変化があると楽しいと感じましたが、難しいと思うことも多かったです。そもそも独学だと質問できる環境がなく、そもそも自分がどこが分からないのかも、何を質問すれば良いのかも分かりませんでした。
そして興味本位で学習を始めてみたものの、これが実際に仕事をする上でどういうことに使えるのかも全然イメージすることができず、学習に対するモチベーションがどんどん下がってしまいました。これからどうしようかと思っていた時にYahoo!テックアカデミーを知りました。
メンターとの会話が学習のモチベーションやエンジニアとしてのキャリアを考えるきっかけに
ーーYahoo!テックアカデミーを受講していかがでしたか。
独学の時と違い、課題を進める中で分からないところや実際に手を動かしてみて動かなかった時に質問することができるので、最後まで頑張ることができました。
チャットでメンターの方に質問した時の回答までの時間がとても早くて驚きました。
はい。チャットサポートはかなり使っていました。
チャットはカリキュラムの課題の答えを教えてくれるというより、課題を取り組む上で考えるヒントをくれることが多い印象でした。質問したけど理解ができないところはカリキュラムを見直したり、自分で調べたり、追加で何度も質問するようにしていましたね。
どうしても分からないところについては、メンタリングの時間を使ってメンターの方に直接質問することで理解するようにしました。
後半でカリキュラムにやり方が掲載されていない課題があった時は苦戦しましたが、自分で調べたり、メンターの方にヒントをもらいながら乗り越えました。
はい、HTML、CSS、Docker(※)などの単元は過去に独学した時の知識があったためスムーズでした。
ただカリキュラムの後半になるにつれて課題が難しくなってきたので、最終的には受講期間終了の少し前くらいに終わりました。カリキュラムの課題は、前に取り組んだ課題も当たり前のように出てくるので、学んだことを常に復習しながら新しいことに取り組むことができました。
※Dockerとは、コンテナ仮想化を用いてアプリケーションを開発・配置・実行するためのオープンプラットフォームのこと。
基本的には業務の後の時間と休日にカリキュラムを進めていました。
コールセンターの業務が午前11時から午後8時半までなので、夜10時ぐらいに帰ってきて、そこから30分から1時間ぐらい学習するように習慣づけていました。休日はおおよそ6、7時間くらい学習していたと思います。
自宅から職場への通勤時間が1時間半ほどあったので、時間を無駄にしないよう電車の中でカリキュラムを見返すようにしていました。
毎週のメンタリングで「今週はここからここまで進めましょう」と学習プランを組んで下さったことが大きかったように思います。メンターの方と約束したことにより、メンタリングまでに終わらせようという目標を常に持つことができました。独学ですと学習プランは自分で決めることが多いので、一度サボってしまったり、わからないまま止まってしまうとそのままペースダウンしてしまうことも多いと思うので、気持ちが前向きのまま学習に取り組むことができたと思います。
あと自分の貯金から受講費用を払っていたこともあり、「絶対にエンジニアとして就職するぞ」というモチベーション維持につな繋がりました。
ーー学習中、特に印象的だったことはありますか。
メンターの方と、学習に関することだけでなく、普段のお仕事内容やこれまでのキャリアについても話すことができたことですね。
本業ではエンジニアとしてどのような仕事をしているのか、学習していてどういうところがつまずきやすいのか、どうやったらスムーズにコードを書けるのか、今後のキャリアプランはどのように考えているのか、など実際にエンジニアの方からでないと聞くことができない生の情報をたくさん教えてもらいました。
特にキャリアについては、転職活動前のタイミングだったので、メンターの方の話を聞きながら自身のキャリアについて考える良いきっかけになりました。
例えば、最初はプログラマーとして働いて、経験を積んだ後はマネジメントの方に進むのか、それともエンジニアとしてプロフェッショナルの方に進むのか?自分はどちらを選択すればいいのか?といった相談をしました。
まだ自分はデータベースに関する知識がまだ弱いのかなと思っています。
データベースはどのプログラミング言語でも使うことになるので、もう少し知識を身につけたいですね。
学習を挫折せず最後までやり遂げたことが評価された
ーー既に内定承諾をした企業様でエンジニアとして働かれていると思いますが、どのようなお仕事をされていらっしゃいますか。
クライアント先にエンジニアを派遣するSES(System Engineering Service)の企業のエンジニアとして働いています。
企業規模はそこまで大きくはなく、どちらかというとベンチャー企業に近いですね。
入社して1カ月目の現在はシステムの運用、保守という形でソースコード解析を中心にエンジニアとして仕事をしています。
Yahoo!テックアカデミーで学んだことが実践の場でも出てきています。学習したが忘れてしまっている部分などもあるので、復習しながら取り組むことが多いです。
今後はプログラミング言語のJavaとデータベースを扱う業務が多くなる予定です。
働き方はコールセンターの時は週5日出社していたのですが、週3出社、週2リモート勤務になりました。
通勤で約1時間半ほどかかっていたので、その時間を学習などの別の時間に使えるようになったことはうれ嬉しいですね。
書類選考が6社で、そのうちの4社が通過、うち2社は不採用で、残りの2社に内定をいただきました。就職活動はもう少し苦戦すると思っていたので、結果を残すことができてうれ嬉しいです。
ーーどのような軸で転職活動されていらっしゃいましたか。
「自分がエンジニアとして成長できる環境」を軸に転職活動をしていましたね。
新卒社員の時からエンジニアとして働いている人も多い中で、自分がエンジニアとして最短で成長することができる環境かどうかが重要だと思いました。
元々私は緊張しやすい性格で、とにかく面接が苦手でした。そのため質問される可能性がある内容などは事前に話せるように念入りに対策をするようにしました。キャリアカウンセラーの人と相談しながら、自分の長所や短所、強みなどを詰めていきました。自分の苦手な面接について対策・相談できたのは非常にありがたかったです。
ーー今働いている企業さんの面接について教えてください。
社長との1対1の面接でした。
他社の面接が人事の方や社員の方に対応いただくことが多かったので、面接が決まった時は緊張したことを覚えています。
面接では自己紹介や職務経歴に関する話から始まり、Yahoo!テックアカデミーに関してもかなり深いところまで質問されました。具体的には、カリキュラムでつまずいたところや、実際に受講を通じて何を作ったのかという話ですね。またデータベースはどの言語を使っていたかとか、どういうアプリケーションを使っていたかなど、実務に関連した技術面の質問もありました。
Yahoo!テックアカデミーを最後まで学習していたことですかね。挫折せず最後までやり遂げることができたこと、これが一番大きかったと思います。
これまで働いていたコールセンターの業務自体も、営業が中心で大変な部分が多かったのですが、それを乗り切ることができた忍耐力を自身の強みとして話していました。
何でも興味を持って学習に取り組むことが大事
ーー収入の変化はありましたか。
これまでのコールセンターの時より3万円ほど月収が増えました。これまでは派遣会社から支払ってもらっていたこともあり、住宅手当、賞与などはありませんでした。
今の会社は住宅手当、賞与が出るだけではなく、エンジニアならではですが能力給のようなものがあり充実しています。今後の査定などでベースアップが見込めそうです。
エンジニアとして技術や経験を積んでからにはなりますが、完全テレワークなど、場所や時間にとらわれず働くことができるような状態を目指したいです。雇用形態でいうと今は正社員として働いていますが、5〜10年ほど企業のエンジニアとして働いたらフリーランスなどにも挑戦したいと思っています。
ーー最後に、これからYahoo!テックアカデミーの受講を検討している方へメッセージをお願いします。
何でも興味を持って楽しく前向きに捉えていただき、最後まで粘り強く学習に取り組んでいただくのが良いかと思います。
私は最初からプログラミングやエンジニアの働き方に興味があったこと、そして新しいことを知ること自体を楽しんでいたので、最後まで諦めずに学習を続けることができました。気になったことはとことん調べる性格なので、学習自体は苦ではありませんでした。
Yahoo!テックアカデミーはメンタリングの機会やチャットサポートなどの学習サポートがあるので、カリキュラムが難しかったり悩むことがあってもずっと一人で悩む必要はありません。何でも興味を持って、とことんやっていればいずれ道が開くと思います。